意味をあたえる

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リトルマーメイドを見た

子供がディズニーチャンネルでリトルマーメイドを見ていたから一緒に見た。夕食を食べながらである。今日の夕食はすき焼きの鍋だったが肉が少ない上に味も薄かったため卵の味ばかりがした。「肉は塊で入れたから」と妻は言うが私がありつけたのは一口くらいだった。総じて少なかったのか子供たちが食い占めてしまったのかはわからない。とにかくライオン並に肉が好きな子供たちなのである。私はまあいいやと思ってシラタキや椎茸や白菜を食べた。


ディズニープリンセスというので見慣れていて気付かなかったが私はリトルマーメイドをちゃんと見るのは初めてだった。あるいは忘れただけかもしれない。王子様とのキスが日没に間に合わなくて悲鳴をあげたら周りに怪訝な顔をされた。アリエルは声と引き換えに脚を手に入れ、お父さんは王座と引き換えに娘を取り戻す。その歳にいちいち契約書が取り交わされ、そういえばアメリカは契約社会と言うくらいだからこの辺はきっちりしているのかなと思った。アリエルの契約書を父はビームで破壊してなかったことにしようとするがなんと契約書がビームを跳ね返してしまうのである。ここだけ見ると父の方が野蛮人である。一国の王という設定だが恐怖政治を敷いているのではと訝ってしまう。娘を助けるために王座を明け渡すがその際に一切のためらいや迷いもなく、これじゃ家臣や家来はやってられないのではないかと思った。しかしこれは子供向けだから父親が国か子供かで思い悩んだらがっがりするから仕方ないのかもしれない。