意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

右折のみの世界

昨夜はあまり眠れず、朝起きると目が回るから、行きにセブンイレブンに寄ってアリナミンセブンを買って飲んだ財布の中に500円しかなかったので、おつりは3びゃくいくらだった。

右側のセブンイレブンに寄ったので、私は右折して道路に復帰せねばならなかった。すると、私の右からも左からも右折車が私の車にめがけてやってきたので私は、
「これは右折オンリーの世界だな」
と思った。しかし後々考えたら、左から来たのは左折車であった。道路の向かい側の土地から曲がってきたからそうなるのである。右折オンリーの世界とは左側にかんしては、「鏡の世界」と便宜的に名付けることにした。

私が今朝寝不足になったのは、昨夜ボーリングなんかに興じたせいで、ボーリングの夢を見た、というわけではなく、実際に囚人が足首に結んで転がすみたいな鉄球を、よくワックスのかかった板の上に転がして
「なんとかが何本たおれた!」
みたいな細切れのドラマに興じたのである。店員がことごとくデブのボーリング場であった。靴をレンタルするのに私が小銭を取り出すと後輩が、
「ボーリング場では貨幣は使えないですよ、そういう世界なのです」
と教えてくれ、26のボタンをおすと本当に靴が出てきたから驚いた。26とは私の靴のサイズのことであり、ちなみに私の父は24である。妹に至っては22である。ちなみに父は24と言ったが、本当のところは23であるが、23だと紳士用の靴のバリエーションが少ないから24なのでした。だから私は足が大きい。

足が大きいといえば、昔読んだ「シティハンター」という漫画の中で、冴羽があるとき喫茶店で靴を投げつけられる。それを手に取って投げ返そうとすると、婦人用にしては思いのほか大きく、そのため冴羽は、
「なんだ!? この空母みたいな靴は?」
と靴の主を侮辱する。空母とは、アメリカとかがたくさん持っている、あの空母である。

ボーリングでは足が筋肉痛になった。特に楽しくもなかった。