意味をあたえる

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意味をあたえる

昨日の記事を書いているときに、「意味」という文字を打ったときに、ふと、私のブログが「意味をあたえる」というタイトルだということを思い出した。そこで、私は一体今までどれくらいの意味をあたえてしまったのか気になり、「意味」で検索をかけることにした。検索窓は、ひょっとしたらPCの画面にしか備わっていないかと思ったら、スマホの画面にもあったから、私は検索した。すると、だいたい2、3日おきの記事がヒットした。私はだいたい2、3ヶ月おきではないかと予想していた。少し与えすぎではないかと感じた。

私がこのタイトルを思いついたのは、国道沿いのチェーンの居酒屋の前を車で通ったときで、そこには「本日ビール半額」と書かれたのぼりが立てられていて、のぼりは私の位置からは反転していて、鏡文字になっていたが、しかし、「本日」はそのままだった。本当にわずかな間だけ、なぜそうなるか理解できず、ひょっとしたら業者のプリントミスの上に、店舗のスタッフもろくに確認せずに立ててしまった結果がこれだよ、と思った。チェーン店で、アルバイトばかりだからこうなるのである。そこは、タッチパネルで注文するシステムで、大変便利なのかもしれないが、注文してからちっとも料理が届かずに、みんなが苛々するお店だった。例えばメールなんかもそうだが、私たちの生活はどんどん便利になって、どんどん不便になっていく。口で言うのとメールを打つのだったら、口の方がずっと早く済む。

以前その居酒屋に仲間と飲みに行き、噂通りビールもなかなか運ばれてこない有り様で、安酒飲んでるくせに文句ばかり言うなというご高見もあるのでしょうが、私たちはパネルの「呼び出し」ボタンを連打した。「呼び出し」ボタンは、若干つぶれかかっていた。すぐにパートタイムの店員がやってきて、そうしたらそれは、シキミのクラスメートのヒカルくんのママだった。私はヒカルくんもお母さんも知らないが、そのときは妻もいたから、すぐにママトークが始まって、
「ごめんね、すぐ持ってくるから」
と言われ、もう文句を言うどころではなくなった。つまりここで働いているのは、近所の奥さんや子ども達で、知らない人でもだいたいどこかでつながっていて、私たちはおいそれと文句なんか言えないのであった! ちなみにヒカルくんのお母さんはストレートヘアの色っぽい女で、私は
「抱きてえな」
とか思った。

ところで、ブログ全体のタイトルを、記事のタイトルにすると、まるで最終回っぽくて、わざわざタイトルの由来の話までしたのだが、あんましそういう雰囲気にもならなかったので、このブログはまだ続く。