意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

年末あれこれ

今日が仕事おさめで年末という感じがする。バタバタする人と浮かれる人のコントラストが面白い。私は例年にくらべればバタバタしてないから距離をとってそれらを眺めている。浮かれていたって上手な人はそれを隠す。そういえば今年は「下手くそ」という言葉をよく使った。個人的流行語かもしれない。何の上手い下手なのかというと空気の読み具合である。とても下手くそな人がいるのである。一般的には空気が読めない、という表現があるが、そうではなく普段は読めるのに要所要所で感情や欲望が先走ってしまうのである。


空気が読めないというとなんとか障害の話になってしまってシリアスになるから避けたいが心の広さの話なのかもしれない。私はある「下手くそな人」を思い浮かべるが、その人は仕事上でケチなのである。ちょっと仕事が増えることでも自分のメリットデメリットを照会してから返事をする。そのわずかな照会時間のラグでみんな「ケチだな」と思ってしまう。上手い人というのはそのラグ時間を悟られないよう巧妙にカモフラージュして、相手にはいい気分しか味あわせないのだろう。あるいはそれを詐欺というのかもしれないが。