意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

新しい靴下

新しい靴下を履いてお出かけである 下ろしたてである 足に馴染まず地に足がつかないかんじが今の心境とリンクしている 今日は楽しいほうの飲み会である 私は楽しい出来事の前にわざと不安なことを考えるくせがある そうしたマイナス方向の期待はまず裏切られるのだがそれでも常に「楽しくなかったらどうしよう」と考える そんなことを考えていたら電車を一本逃した 私の背中を電車がすぎていった ベンチに座ってゲームに夢中になってしまった


数日前に「母の自転車」という記事を読んでタイトルだけで泣きそうになって本文を読んだらやっぱり泣かせる話だった 私の両親は存命だがたまにすでに死んでしまったという夢を見る これは100%実現する夢でまだ夢であることが確認できるとそのたびにほっとする それでも平日の多くの時間はそういう感情を忘れてしまう 非常につまらない平日だ 死について考えられない人生なんて味気ない 


「母の自転車」は泣かせることがわかったから途中から斜め読みをしてしまったので細かいぶぶんまで説明できない 「泣かせる」と書いておいてちゃんと読んでないのは良くないだろうか