意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

サラリーマンやってます

会社というか組織というかそういうところはより効率的になって生産的になることが良しとされていて成長が持て囃される。私はそういうこととは無縁に生きたいと思っていたがやはり成長の魅力に抗うのは難しい。私は学校を卒業してからもしばらくはアルバイトをしていてコンビニの店員をやっていたがスーツを着た会社員がいつも偉そうにしていたのでどれだけ偉いのか知りたくて就職をした。もちろん他の理由もあるが私は就職氷河期の世代だったから会社勤めしていなくても「不景気だから仕方ないね」と思われる節があって楽だった。


私はできるだけ楽な仕事がしたいと思いながら就職先を探したが、運良くそういうところを見つけるところができた。しかし毎日早く帰れたりするのは良かったが段々とマンネリ化してしまった。それで結局辞めてしまったわけだがこれは結果的に失敗だった。もっと稼ぎたい、と思ったら楽さが抜けてしまったのである。神田川のそばで泣きながら仕事をしていたのがどん底で、そこから徐々にまた楽な仕事にシフトするようになった。


今の会社は入ったときは本当に楽だったが途中で社長が替わってそこから徐々に締め付けが強くなってきた。しかも私の中でまたマンネリ化してしまい、そろそろ転職でもしようかしらと思っていたら別の仕事にも関わることになってマンネリしなくなり、退職も回避されて今に至る。