意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

作文が苦手だった

実家に帰ったら私が小学一年生のときの文集が出てきてそれを私の子供が読み上げて、妻が「読み方に悪意がある」と言った。私は子供の書く文章にも面白いものがあると知っているが、私の書いた物はてんでダメだった。私は作文が苦手で何を書いていいのかわか…

映画を早回しで見るのは単に退屈なだけ

「映画を早送りで観る人たち」の出現が示す、恐ろしい未来(稲田 豊史) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)保坂和志が著書の中でどんなに途中で面白い小説でも残り1ページで退屈になったらそこで読むのをやめると言っていて、それはつまんなにのに無理して読む…

会話のリアリティ

友達いなさすぎて文中で人の会話が書けない会話とはだいたい意味不明なもので、一言で通じないのが普通である。自分の普段の会話に注意してみると、文法は即興で、とりこぼしたところを後から補足していることがすごく多いことに気づく。相手が補足してくれ…

眠い・頭痛

割と健康だ。幼い頃は小児喘息を患っていて、学校などしょっちゅう休んだ。月曜の支度をしたら月曜から休み続けてようやく復帰できるから翌日の用意をしなきゃとカバンを見たら翌日は月曜で儲けた気持ちになったのをおぼえている。しかし翌日の準備を真面目…

おとうさん

妻とモツ煮込み屋へ昼をとりにいった。座敷のおくには親子がいて父親と息子という組み合わせだった。息子は高校生かそれ以上という感じで交わす言葉もなく、ただ飯を食いにきた、という雰囲気であった。息子はチェックのネルシャツにジャージのズボンという…

言い当てられて、景色が広がる

今日で上司が退職した。私が今のところに赴任してから何人目だろうか。何人目といっても2人目と4人目が同じだったりする。他にもいろいろ人が入れ替わり、誰かが「風向きが変わる」と言った。その上司と一緒に昼飯を食い、第一駐車場が一杯だったので第二駐…

幸せは断片

ちょっと前の記事で同じタイトルを使ったが、そのときはそのことについて書けなかった。そのとき書きたかったのは、あるとき私は通勤していた。するとその途中の道の真ん中で父子が遊んでいて私は平日の朝に何をしてるんだろう? 父は失業中なのかな? と思…

カマボコ板

主体性のない毎日を送っている。誰かに言われたことのみをこなす毎日である。今よりずっと暇だった頃、何をしてたのか思い出そうとしてもうまくいかない。今が丑年だという事実がうまく飲み込めず、神社の壁面に描かれた牛の絵に奇妙を感じた。何年か前に行…

世の中が様変わり・幸せは断片

書き続けていると書かなくするのが難しいのと同じように、いったん書くことをやめると書き出すのが難しい。私は仕事でたまに思い荷物を転がすが、いちばん最初がいちばん動かしづらく、上司に 「遊んでんじゃねぇ」 と怒られる。もちろん遊んでいるつもりは…

宝くじが当たっても仕事はやめない

こんな世の中だからこそ、「本当のお金持ち」の話をしよう。 - いつか電池がきれるまで読んで、やっぱり金持ちって面倒だなと思った。少し前に宝くじの話になって「宝くじが当たったとしても億の金が入ったとしても仕事は続けるだろうな」と言ったことを思い…

鬼滅の刃読んでます

お金がないから少しずつ購入して読んでいる。面白い。呼吸がどうとかというところは、流し読みしている。柱と呼ばれる人たちのキャラがいかにも漫画っぽくてシラケるが、各々倒錯しているかんじが鬼を憎み続けるにはまともな神経じゃやってられないっていう…

義務

長男が不登校の時に担任教師が「あなたには学校に来る義務がある」と言ったら「大人の義務であり僕の義務ではない」と言い切った話 https://togetter.com/li/1548212下の子が春から中学に入って、校則がなんたら、て話を聞いて唖然とした。ソックスや髪をと…

ギブアンドギブ

ギブアンドギブが富とか財力を持っている人にしかできないという記事を読んで、それはビジネスとかはそうかもしれないがそもそもそれは人間関係の話で、だとしたらそうとは限らないと思った。もちろん私だって誰だって、与えるだけなのはしんどくてテイクが…

死について2020

月に一度くらいは死ぬのが怖いと思うが、だんだんとある日突然死ぬことになってもそれは仕方ないと思うようになってきた。私には子供がいて、残された子供の心情を察すると気が滅入るが、それでも子供に死なれるより、自分が死ぬ方がずっと楽に思える。死ぬ…

正月は心ここにあらず

正月も毎年変わり映えしないから飽きてしまった。私は今年は厄年だというので、厄払いをすすめられたが、馬鹿馬鹿しいので断った。それは趣味の問題だと思うから私以外の人が「厄払いせねば!」と意気込むのはいいと思う。お互い干渉しないのがいちばんであ…

読まれるかもしれない

カクヨムで小説を書くようになった。そこには読者が二人いて、二人というのは現実の顔見知りの二人でネット上で読む人はいるのかもしれない。とにかく私の書くスタイルはそういう形になった。感想というのはとにかく自分の言ってもらいたいことを待つだけで…

歩道橋(10)

環さんと4日目から連絡がとれなくなった。課長には音信不通の件は伏せ、「風邪をこじらせたようだ」とだけ伝えた。課長は環さんが誰だか、あまりわかっていないようだった。人が多すぎて誰が誰だかわからないのだ。従業員は50人いて、稼働当初予定していた人…

歩道橋(9)

「あなたもよく知っているとおり、Nはわたしの元教え子です。教えていたころは高校生で、大学進学が決まってから、わたしたちと一緒に遊ぶようになりました。講師が元教え子を連れてくることはよくある話です。おかげでグループはどんどん大きくなりましたが…

歩道橋(8)

Nとは人の名前でもちろん由真のメールでは名前が記載されているが、小説に載せる際に私が置き換えた。イニシャルではなく、記号である。Nがどんな人物なのかについて、もちろん私はよく知っているが、この場での説明は控え、由真の話を待ちたいと思う。 由真…

歩道橋(7)

「福園さん返信ありがとうございます。そうですね、「ノルウェイの森」をわたしが借りたとき、わたしはマレーシアに短期留学することになっていました。当時のゼミの先生の知り合いの家に、ホームステイすることになったのです。飛行機で移動中の暇つぶしが…

歩道橋(6)

「夏になってわたしは福園さんと2人で飲みに行きました。夕方6時に駅で待ち合わせました。わたしは学校帰りで、あなたは家から自転車でやって来ました。イトーヨーカ堂の前の、ゲームセンターの2階の居酒屋だったと記憶します。薄暗くて店内にデジタルジュー…

歩道橋(5)

由真のメールを受け取った週末、会社の送別会があった。辞めるのはパートさんで、半年勤めた人だった。環さんも参加していたので、チャンスがあれば由真のメールについて話がしたかった。メールは昨日公開したから、まだ読んでいないかもしれない。LINEで通…

歩道橋(4)

「福園さん、こんにちわ。返信ありがとうございます。実はこの数日、あなたから連絡くるのかドキドキしていました。来なきゃそれはそれでいい、と思って出したくせに、どこかで期待しちゃうものなんですね。 わたしのメールを小説に掲載する件、了承しました…

変わるとか変わらないとか

彼氏に大事にされないのが嫌だ(追記しました)珍しくあまり同調できるコメントがなかった。一緒に行くとが同じ趣味を持つとか、あとは諦めるとかそれはもう一歩先の話だと思う。別れるとか論外。まずは自分が快く思っていないこと、寂しいことを伝えるべきだ…

歩道橋(3)

由真のメールは翌日の昼休みに読んだ。工場は人数が多いので昼休みは2交代制で、12時の人と13時の人がいる。私はどちらでも良かったので、中途半端になってしまうことが多かった。午前中は毎日課長とのミーティングでつぶれ、それが長引くと14時からお昼とい…

歩道橋(2)

由真のメールは夜遅くにきた。気づいたのは翌日の昼過ぎでさまざまな宣伝のメールを削除していた中に由真のメールは埋もれていた。最初は迷惑メールかと思い、どこかに誤タップをねらったURLがあるのではないかと警戒したが、そういうものはなかった。「あな…

歩道橋(1)

新しい職場に来てもうすぐ2年が経つ。そこは新設された工場で、私はそこの現場監督として赴任した。国道17号線沿いにあって上空を覆い被さるように首都高が走っている。そばに大きな歩道橋がかかっていて私は毎朝そこを渡って通っている。工場側がS区の4丁目…

音楽室(私と先生)

「音楽室」は7年前に書いた小説で、最終話だけ書き下ろしである。「十字路」と同じ頃に書いたがそれと比べると今回の掲載にあたって手を入れた箇所は圧倒的に少なかった。理由のひとつとして主人公の性別の違いがあって、男性が主人公の場合私と同じだから気…

音楽室(16)

下駄箱を確認すると全くの空っぽで、音楽部が使っている様子はない。そもそも練習は何曜日だっけ? 空っぽということはタヤマ先生も不在ということになるが、先生は靴を脱がずに、いつもそのまま中に入っていた。思い出した。靴ではなくてスリッパだった。服…

音楽室(15)

年が明けて駅のそばの、市内の1番大きな神社で初詣をした。愛華の家からは自転車で20分かかり、こんなところまで初詣に来るのは初めてだった。例年なら家族とともに、近所の小さな神社に行く。区長たちが、ドラム缶に角材を突っ込み、それに火をつけて暖をと…